2019年11月08日

「閉鎖病棟 -それぞれの朝ー」

医師でもある作家の原作本をベテラン監督が映画化している。精神病院にいる3人の男女が中心だが、その他の入院患者もいろいろと描かれている。パニック発作を起こす若者、義父に暴行されていた少女、そして死刑執行で死ねなかった車いすの老人。彼らの過去と現在の状況を見据えながら、それでも未来はあるのか? というテーマを静かに語っている。正解はないのだが、それでも「人は生き続けなければならない」ことが重要だ。評価 ◎

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