院長コラム

「特捜部Q 知りすぎたマルコ」

2021年デンマーク映画。シリーズ5作目だが、前4作とは俳優が変わっている。拘束された移民の子マルコが持っていた元役人のパスポートを巡って、その役人の失踪事件の再調査を始める、、、、。独特の雰囲気は同じだったが、最後まで違和感があった。 評価 〇

「特捜部Q カルテ番号64」

2018年デンマーク映画。二人の刑事コンビが活躍するシリーズの第4作。一人が他の部署に異動になる話があるのが冒頭。古いアパートでミイラ化した遺体が3体発見される。それを追うにしたがって1960年代に強制的に行われた不妊手術の実態と過去の因縁が交差する。 評価 〇プラス

「特捜部Q Pからのメッセージ」

2016年デンマーク映画でシリーズ第3作。はみ出し者の二人の刑事が難解な未解決事件を追う。副題のように海辺でボトルに入った手紙から、宗教団体の信者の子供を狙った連続誘拐事件が浮上する。北欧の寒さが身に沁みる話で、クライマックスの海に突き出した施設が象徴的だった。 評価 〇プラス

「特捜部Q キジ殺し」

2014年デンマーク映画。シリーズ第2作。1作目で特捜部の存在を認められた二人の刑事が次に取り組んだのは20年前の双子惨殺事件。その発端は同じ老刑事の自殺で、彼はその男女の双子の父親だった。その殺人事件の裏には財界のトップの暗い過去があった。一気に見させる緊張感にあるクライムドラマで、ハマってしまった。 評価 〇プラス

「特捜部Q 檻の中の女」

2013年デンマーク映画。シリーズものになった第1弾。北欧の寒苦しい風土に合った(?)迷宮入りの犯罪を追う異色の刑事ドラマ。世界的なベストセラー小説が原作。5年前の女性議員失踪事件の再調査に乗り出した左遷された刑事とアラブからの移民の刑事が主人公。サムシングがあって妙に心に残った。評価 〇プラス

「グラスホッパー」

2015年の邦画。原作は伊坂幸太郎の小説。ギャングや殺し屋が暗躍する話なので、この秋劇場公開されたアメリカ映画「ブレット・トレイン」に相通ずるものがある。通り魔殺人事件で恋人を失った普通のサラリーマンの青年が主人公で、彼が様々な陰謀に巻き込まれるサスペンスアクション。中々の出来だった。評価 〇プラス

「アフター・ヤン」

2021年アメリカ映画。不思議な題名だ。『ヤンの後?』ヤンは中国系の名前のようだが、、。映画が始まってすぐに納得した。近未来、白人の男とアフリカ系の女性と東洋系の少女、それにカメラを撮っている若い東洋系の男の名前がヤンだった。この4名は?というところから始まり、突然ヤンが動かなくなった。死んだのではなく。ヤンはAIロボットだった! ヤンのいない喪失感と共に彼❓の存在は何だった という哲学的な問いを含んだインディーズ系の映画だった。 評価 〇

「牙 狼之介」

1967年の邦画。五社英雄監督作品。これまたいかにもの題名。一匹狼の素浪人の活躍を描いたアクション映画。盲目の女性が取り仕切っているある宿場町で「御用金」の護衛を任された狼之介がいかにそれを護るか という活劇。モノクロで汚い印象があったが、なかなかの出来栄えだった。 続編も作られた。評価 〇プラス

「ヴァンギッシュ」

2021年のアメリカ映画。裏社会最強の運び屋と呼ばれた女の闘いを描く犯罪アクション。裏社会の大物(モーガン・フリーマン)は引退した彼女(ルビー・ローズ)の娘を人質にとって、5つのギャングからの裏金回収を迫る。彼女はそれを実行するために危険を覚悟で臨む。大物の真意は? 少しひねったドラマだった。 ヒロインが無名のため日本では劇場公開されなかったようだ。評価 〇プラス

「ミーティング・ザ・ビートルズ・イン・インド」

新作洋画。かつて1968年インドに旅していたカナダ人の青年が、偶然そこにカップルで来ていたビートルズのメンバーと一種になり、8日間を共にした思い出を綴ったドキュメント。それがその後の名曲に関わっていた。ビートルズファンやそれを調べている人にとっては有意義なものだろうが、、。 評価 〇マイナス

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