2020年01月

「ジョジョ・ラビット」

今年のアカデミー賞にも絡むアメリカ映画。第2次世界大戦末期のドイツを舞台に、10歳の少年のが空想上の友人であるアドルフ(ヒットラー)と共に時代に翻弄されながらも生き抜いていく様をユーモアを交えて描いた注目作。でも私はノレなかった。冒頭からビートルズの歌が聞こえる音響ってどうなのかな? 寓話的に戦争を揶揄しているようだが、いまいち笑えなく、また楽しめなかったのは、あまりに現実離れしていたから? 「戦争への辛口のユーモアをきかせたハートフルコメディ」とあったが、、、、。残念だ。評価 〇

「ファイティン!」

2018年韓国映画。アメリカでアームレスリングのトップを目指していた韓国系アメリカ人の男が八百長事件に巻き込まれて母国に帰る。身寄りを探して落ち着いた先で、再びアームレスリングの大会に出る。胡散臭い相棒と新しい身内の中で頑張る姿が見もの。また主人公を演じる俳優の腕の太さには驚いた。話は予定調和であるが、、、。評価 〇

「フォードvsフェラーリ」

今年のアカデミー賞において作品賞9本の中に入った新作のアメリカ映画。題名のように、イタリアのフェラーリ(社)に対して、「ル・マン24時間耐久レース」に挑むアメリカのフォード(社=車)を描いた実話に基づく話。1966年の時代背景も必見。2h33とちと長いが、それなりに楽しめる。二人の男優が見事だが、レーサーの妻役がまた良かった。 評価 〇プラス

「イップマン外伝 マスターZ」

2018年の香港映画。中国映画というよりも、、、、。邦題のように それなりに知られている中国の拳法の達人であるイップマンシリーズのスピンオフ作品。100年前の中国を舞台に、イップマンに敗れた武術家がある街に息子と二人で移り住むが、そこで女性を助けたことから町の権力争いに巻き込まれる、、という古いタイプのストーリー。懐古趣味的な面白さは感じるが、、、。評価 〇マイナス

「パラサイト 半地下の家族」

いま最も注目されている韓国映画。今年のアメリカのアカデミー賞でも何部門かノミネートされている。脚本賞と国際映画賞は確実で、監督賞も得るかも、、の勢いだ。内容は秘密にしてほしいとの要望もあり、あえてここには書かないが、「序破急」のある起伏のついたストーリーに観客は飲まれてしまうだろう。韓国映画ならではの展開もあり、少し刺激が強いかもしれない。ブラックコメディというジャンルになるようだ。多くの評論家の評価は☆のようだが、私は◎マイナスにした。

「君は月夜に光り輝く」

2019年の邦画。ある小説の映画化。「月光病」という不治の病に侵された高校生女子とその同級生の男子の話。その病気は死期が近づくと体から光を放つ という症状が出る。治療方法はなくて、その病因究明のために少女は病院に入っている。クラスの代表として見舞いに来た少年と仲がよくなり、彼女が外でできないことを実践するようになる。病気からしていい加減な設定であるが、十台の純な気持ちをうまく表現していた。評価 〇

「雪の華」

2019年の邦画。中島美香の同名の大ヒット曲をモチーフにしたラブストーリー。ひったくりに遭った不治の病いで余命1年の女性が、それを助けたガラス工芸家を目指す青年と知り合う。その後期限付きの条件で恋人の契約をして付き合う。そして二人でオーロラを見にフィンランドに旅する。おそらく白血病だろうが、あまりに綺麗すぎる設定に小父さんとしては荒唐無稽さを感じたが、あのような若い二人が今の日本にもいてくれたらいいな とも思った。評価 〇

「THE GREY 凍える太陽」

2011年アメリカ映画。これも主人公は昨日と同じリーアム・ニーソン。極寒のアラスカを舞台に繰り広げられるサバイバルアクション。飛行機に乗っていて墜落した中で助かったのはわずか7名の男たち。寒さ以上に生命の危機を感じたのは狼の群れだった。過酷な状況下で何とか生き延びようとするが、一人ずつ倒されていく恐怖映画。最後は誰も残っていない? 厳しい作品だった。評価〇

「スノー・ロワイヤル」

2019年アメリカ映画。題名のように冬の雪深い場所が舞台。しかし、内容は邦題ではわからない。地道に生活していた主人公の男の息子がコカイン中毒で死亡する。しかし、息子の無実を信じていた父親はその死の真相(陰謀)を暴くために、土地のやくざを通して黒幕の実業家まで辿り着く、、、。主人公が殺しには素人の普通の男 というのがこの映画のミソだった。評価 〇

「ブレス しあわせの呼吸」

2017年イギリス映画。実話に基づいた人間ドラマ。1950年代幸せに結婚した主人公のロビンは仕事でケニアに渡る。そこでポリオに感染し、首から下が麻痺してしまう。呼吸も補助装置をつけないと生きていけない状態になるが、新妻ダイアナの献身的かつ進歩的な介護の甲斐もあり、ロビンは社会生活ができるまでになる。そして同様の人々に勇気と未来を与えた。感動的なストーリー。評価 〇プラス

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