2019年12月05日

「高津川」

山陰・島根を舞台に長く映画を撮っている錦織良成監督の新作。今回は題名の『高津川』沿いに住んでいる住民の喜びと悩み事を描いた人生ドラマ。その川は日本一の清流ともいわれ、いまは大きな変化はないが過疎地域でもあり、近い将来「村おこし」などの名目でリゾート開発が行われ、ある種の環境破壊も懸念されている。そこに生きている様々な人々の営みは普遍的でもあり、また変化を余儀なくされている。そこらを静かに見せている。観る価値のある映画ではある。  評価 〇プラス

 

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