2019年10月

「真実」

フランス・日本合作映画。是枝裕和監督がフランスの俳優&スタッフたちと現地で撮った映画。あるフランスの大女優(カトリーヌ・ドヌーヴ扮する)が『真実』という題名の本を書いた。その本を巡っての彼女を取り巻く人々の反応と波紋を、監督独自の目線で描いた人間劇。 評価 〇

「YESTERDAY イエスタデイ」

あることからビートルズという存在がこの世から消えてしまったなら? 当然彼らの名曲の数々は我々に届いていない。それが売れない一人の若者だけの心にあり、それを世間に公表したなら、、、という飛んでもない発想から生まれたヒューマンドラマ。改めてビートルズの音楽のすばらしさと人生とは? 幸せとは? を問いかけていた。よくできた脚本で、ビートルズ以外にも人々に忘れられたものが3つあった。それは、、、映画を観て確認してください。 評価◎

「最高の人生の見つけ方」

邦画であるが、耳慣れた題名だと思うかもしれない。2007年に同名のアメリカ映画が話題になったが、その脚本を日本風にアレンジしている。主役も女性(吉永小百合と天海祐希)に代わっている。末期がんに侵された二人が残りの時間にやり残したことをする、、という筋立て。いろいろと日本の現状と女性に置き換えたのが良かったといえる。最後のサプライズも後味よかったし、よりスケール感があった。 評価〇プラス

「ジョン・ウィック:パラベラム」

シリーズの3作目。殺し屋稼業を引退した主人公が、あることで殺し屋組織から大金を懸賞にして狙われる。それに対してジョンはどう対処するか? という話。全米で大ヒットしたということで期待したが、内容的には何もなかった。続編があるような終わり方だった。ある人がジョンが殺した人数を計算したところ、1作目で85人、2作目で119人、そして今回はなんと167人とのことだ。世の中でこれだけ悪人が減るのはよいことかな?  評価 〇

「蜜蜂と遠雷」

ベストセラー小説の映画化。原作本は2年前に読んでいて「とても映画化は無理だろう」と思っていた。それをうまく脚本にして演出した監督に敬意を表する。配役も適材適所で、4人の主役(特に松岡茉優)はもとより、審査委委員長の斉藤由貴さんや外国人の審査員たちもよかった。原作が先ではがっかりする映画が多い中では大満足だ。評価◎プラスベストセラー小説の映画化。原作本は2年前に読んでいて「とても映画化は無理だろう」と思っていた。それをうまく脚本にして演出した監督に敬意を表する。配役も適材適所で、4人の主役(特に松岡茉優)はもとより、審査委委員長の斉藤由貴さんや外国人の審査員たちもよかった。原作が先ではがっかりする映画が多い中では大満足だ。評価◎プラス

「モンスター・ホテル 3」

2018年のアニメ映画。副邦題は『クルーズ船の恋は危険がいっぱい?!』と長い。題名のようにシリーズ3作目。ディズニーではなくてソニーコロンビアの作品。ドラキュラ伯爵一党が船の旅をする。その船長である女性と恋に落ちた伯爵であるが、実はその裏にある陰謀が隠されていた、、、。日本ではほとんど話題にならないアニメシリーズだが、コメディの要素も含めて作ってある。 評価 〇プラス

「情婦」

1957年のアメリカ映画。名作だ。凄い題名だが、原作はアガサ・クリスティの短編小説『検察側の証人』。あの時代オードリー・ヘップバーンの可憐な映画の邦題が『昼下がりの情事』だったりしていた。監督&脚本はビリー・ワイルダーで、これまた名人だ。ある殺人事件の弁護を引き受けた老獪な弁護士の活躍と落とし穴を見事に見せてくれた。NHKBSでお昼の時間に放映されていたので、今後観られる機会は少ないかな? 何度見ても素晴らしい。これぞ映画の醍醐味だ! 評価 ◎プラス

「ポリス・ストーリー REBORN」

2017年の中国(香港)映画。ジャッキー・チェンの代表作のシリーズの最新作。13年前に超人的な力を持つテロリストたちと戦い、自らも傷つき警察を辞めたジャッキーが主人公。舞台をオーストラリアのシドニーに移して、かつての敵と再び戦うアクション映画。60歳を超えてのハードなシーンはさすがだ。 評価〇プラス

「セントラル・インテリジェンス」

2016年のアメリカ映画。ハイスクール時代の光と影をまず見せて、それから15年後の現在。高校時代ヒーローだった青年は今はパッとしないサラリーマンに、そしていじめられていたデブの子は筋肉ムキムキの男に。濡れ衣から同じCIA職員たちに追われた男が、その級友を巻き込んでの事件解決を図るアクションコメディ。日本では話題にならなかったわけにも納得の中途半端な喜劇だった。評価 〇

「夫の秘密」

2018年のアメリカ映画。日本未公開。ベルギー人の俳優だった夫が突然自殺する。それを見つけた妻は、夫の自殺の理由を独自に探り出そうとするが、、、、。様々な要因があったが、結論的には不可解さで終わっていたので、評価が上がらなかった。評価 △

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