2019年04月

「娼年」

凄い造語の題名だ。昨年話題になった邦画。文字通り主役の松坂桃李が女性に体を売る20歳の大学生を演じる。ただ女好きとか お金のためだけではない何かを求めてのアルバイトだったが、相手の様々な女性の欲望や性癖に戸惑いながらも、彼女たちの傷ついた過去や心を癒していく。さらに自らも成長していく様が感じられた。きわどいシーンも多々あったが、それだけでない作品と思えるものがあった。 評価 〇プラス

「教誨師」

記念すべき?200本目がこの邦画になる。昨年公開された映画。6名の死刑囚と対話する教誨師の話。その教誨師を急逝した大杉 漣氏が演じていて、彼はこの映画のプロデューサーも兼ねていた。その想いが伝わった。地味だが、人間の本質というか根源的に持っている性質は不変だということを見せてくれた。評価 ◎

「アバウト・レイ 16歳の決断」

2015年のアメリカ映画。題名のように16歳の悩みが描かれている。外見は女性で生まれた彼が、名前も環境も変えて性転換手術に臨もうと決めたが、バツイチの母親、ならびに同居している祖母とその女性のパートナー、さらに戸籍上の父親とその弟などが絡んで様々な摩擦が生じる。でも彼レイのために皆が歩み寄る姿(変化)が素晴らしかった。評価 ◎

「プリティ・プリンセス」

2001年のアメリカ映画。サンフランシスコに住む地味な女子高校生が、実はヨーロッパの小国の王位継承者だったことから起きるコメディ。現在の女王をジュリー・アンドリュースが、若いミア(王女)をこの映画でデビューした当時18歳のアン・ハサウェイが演じている。物語の展開は予想された域を超えてはないが、それでも気持ちよく見られた。 評価 〇プラス

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